マニア垂涎の的、BOSS OD−1「Over Drive」です。PH−1「Phaser」、SP−1「Spectrum」
(※1)と一緒に1977年11月に発売されたBOSSのコンパクトエフェクター初号機で、発売から30年以上経った今も人気が高い傑作オーバードライブです。
>【BOSS OD−1 Over Drive】を楽天市場で探す
銀ネジ・日本製のOD−1初期モデル。中期モデルは銀ネジが現行同様のサム・スクリューに、後期モデルは基盤が台湾製に変更されます。非対称オーバードライブ・サーキット
(※2)を搭載した、ヌケのいい、チューブアンプをフルアップしたようなマイルドな歪みです。それ以前のファズやディストーションのように強く弾いても弱く弾いてもとにかく音を一律で割ってしまうのではなく、ピッキングの強弱で歪みのニュアンスが変わるという当時としては画期的な発想。77年から85年までの製造。
一口にOD−1といっても音の心臓部であるオペアンプが製造時期によって変更されています。初期のOD−1には4つのアンプがセットになったクワッドタイプのオペアンプが搭載され、最初期にはRC3403ADB、その後NEC製PC4741Cに変更されます。初期のLEDインジケーターはバッテリーチェッカー専用(アンラッチ式)。中期モデルから2つのアンプがセットになったデュアルタイプのオペアンプに変更され、同時にLEDインジケーターがON/OFF表示(ラッチ式)になります。 クワッド・オペアンプ搭載モデルはキメ細やかで高音に伸びがあり、デュアル・オペアンプのモデルはミッドレンジの押し出しが強くパワー感がありますね。どちらも全体としてみればかなりミッド寄り(というかハイとローを思いっきり削っちゃう感じ?)。スタックアンプのブースターとして使われることも多かったようです。基本設計はハムバッキング向けと言われますが、シングルPUにも十分合うと思います。
状態や製造時期にもよりますが、2万〜5万くらいでしょうか。直系のSD−1「Super Over Orive」で我慢するっていう手もありますが、是非オリジナルをゲットして欲しいですね!
(※1)PH−1「Phaser」は原音の位相を変化させてウネリやスピード感を加えるフェイズシフター。SP−1「Spectrum」は500Hz〜5kHzの周波数帯を連続可変で設定する1バンドのパラメトリック・イコライザー。
(※2)非対称オーバードライブ・サーキットとは入力信号(サイン波)の上下を非対称にカットする(歪ませる)回路のこと。実際の真空管(チューブ)アンプでは入力信号に対してバイアスポイントの中心にズレが生じるためサイン波の上下を均等に歪ませることができず、その真空管特有の歪みをOD−1はトランジスタによってシミュレートしています。
ブログランキング参加中です。応援お願いします。クリックしてね▼
